『恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない』とは?「Reijo(令嬢)」が北米で人気の理由と『おいしい恋をください』が海外アニメーターにも支持されるワケ

日本のアニメ人気が高まる中、アメリカ・ロサンゼルスで開催された『Anime Expo 2025』では、史上最多の41万人が来場。北米における日本コンテンツ熱は留まるところを知りません。中でも注目を集めているのが、少女・女性向けの「Reijo(令嬢)モノ」のマンガです。『MangaPlaza』という北米向けデジタルマンガストアは、日本の女性向けマンガに強みを持つ「コミックシーモア」を母体に、現在14万点以上のマンガを配信中。この3年間で令嬢ジャンルのファンが急速に増加し、特に「拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます」が大ヒットしたことが転機となりました。

"Reijo" manga is blowing up at Anime Expo!
— Japan Anime News (JAN) (@JapanAnimeNews_) July 31, 2025
MangaPlaza leads the charge in growing female readership across North America.#manga @MangaPlaza_EN https://t.co/yAfMsJyfSS pic.twitter.com/HcvPM81BaQ
驚くべきは“Reijo”というワードをそのまま使い、英訳せずに広めている点。「Isekai」や「Senpai」と同じように、コンテキストごと海外に届ける戦略が成功し、タグ別売上では毎月上位にランクインするほど。さらに、ぽっちゃり女性主人公の『デブとラブと過ちと!』も北米では「ボディポジティブ」として評価され、アニメ化も決定。紙のマンガが依然として9割を占める中、電子コミックの普及と翻訳の迅速化がカギを握ります。海賊版対策としても重要な“同時配信”を実現しつつ、「オールジャパン」で北米市場を開拓しようという機運が高まっています。
引用元(全文はこちら→)
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea3a19fbbfcb03bedc0f7e7331b6ea4460fc4a2e
北米で令嬢(Reijo)ジャンルが急成長!女性読者中心に広がる
「拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます」のヒットをきっかけに、「Reijo(令嬢)」系マンガが北米でブームに。従来は少年バトル系が主流だった市場に、新たな女性向けジャンルが入り込み、現在では『MangaPlaza』で約250タイトルが配信されるまでに成長。読者の90%以上が女性という特徴も。
「Isekai」「Senpai」に続き「Reijo」も英訳せず浸透中
マンガ特有の文脈や文化を維持するため、「Reijo」や「Isekai」といったワードは英訳せずにそのまま使用。ジャンルの理解やファンダム形成を優先するこの手法は、海外での“日本語のまま浸透する”成功例として注目されている。
電子コミック普及と正規版の成長がカギ、市場は「伸びしろしかない」
北米では依然として紙のマンガの需要が高く、平均15〜20ドルと高額にもかかわらず読まれている。一方で、電子コミック市場も急成長中。『MangaPlaza』は2年連続300%成長を達成し、翻訳・同時配信・正規版の充実を進めながら、ライト層までリーチを拡大。日本の出版社も徐々に海外展開に積極的になってきており、市場の“本格開拓フェーズ”が始まっている。
「Reijo(令嬢)」ジャンルが北米で急成長:背景と起点
アメリカ・ロサンゼルスで行われたAnime Expo 2025は、史上最多の41万人を動員するなど、日本のポップカルチャーへの関心が爆発的に拡大しています。この波に乗る形で、北米のマンガ市場において新たに注目を浴びているのが「Reijo(令嬢)」系作品です。これは「高貴なお嬢様」や「悪役令嬢」を主人公とした、近年日本で定番となっているジャンルで、元々は“なろう系”から派生したものです。
日本ではすでに一定の人気を獲得していたこのジャンルが北米で認知され始めたきっかけは、『拝啓見知らぬ旦那様、離婚していただきます』という作品の大ヒット。これを契機に、MangaPlazaでは「Reijo」ジャンルのラインナップを拡充し、現在では約250作品を提供しています。特筆すべきは、こうした作品の読者の90%以上が女性であること。これまで北米では翻訳された女性向けマンガは少なかったものの、潜在需要の掘り起こしに成功した格好です。
🔵“Senpai”や“Isekai”と同様、「Reijo」はあえて訳さない理由
記事では、「Reijo」という言葉を英訳せずにそのまま使う理由についても触れられています。これは「Senpai(先輩)」や「Isekai(異世界)」と同様、日本独特の文化や文脈を伝える際に、翻訳によって意味が狭まってしまうことを避けるためです。あえて日本語のまま定着させることで、ジャンルの魅力や深みを維持する戦略となっています。
また、「Manga」もすでに”Comic”ではなく”Manga”として世界中で通用しているように、「Reijo」もそのまま英語圏で定着させたいという意図があります。これは単なるローカライズではなく、日本文化のコンテキストそのものをグローバルに広めていくという意志の表れです。
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みんなの反応
アメリカって単行本やフィギュアを集める文化があるし、購買力もある。
国が翻訳支援すべき。マンガ・アニメは外貨を稼げるだけじゃなく、日本文化への関心の入り口にもなる。
少女漫画ではなく、令嬢モノが海外女性に受け入れられるのは、ヒロインが地位や能力を持っているから。
これはディズニーのプリンセス人気と似た構図かもしれない。
最近ハマってるのが異世界や令嬢もの。
背景や衣装が めちゃくちゃ繊細でキレイ なんだよね。
内容が似てても、そこから“推し”を探す楽しさもある。
漫画は何十年も読んでなかったけど、ラノベきっかけで再び読むようになった。
令嬢・聖女・婚約破棄あたり、テンプレだけど面白い。
「Senpai」「Isekai」「Reijo」って、もはや翻訳しない方が文化として自然。
MangaもComicじゃなく“Manga”のまま広まったんだし。
韓国のWebtoonが縦読みスマホ最適化されてて強い。
でも日本の漫画は、内容の多様性や画力でまだまだ勝てる。
日本は日本語のバリエーションがそのまま作品とキャラの幅の広さに繋がってるように思う。
「兄」だけでも、お兄ちゃん/兄貴/お兄様/兄上…それだけでキャラが変わる。
この多様性が、自然なキャラの分化と魅力を生んでる。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/ea3a19fbbfcb03bedc0f7e7331b6ea4460fc4a2e/comments
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